ニュー・インターナショナリスト・ジャパン

イベントのお知らせ&実施報告

異文化旅行写真術
〜写真で伝えるアジアのイメージ
この写真講座は、幅広い国内外の文化を考える過程(旅)において、多角的な視点で物事をながめ、多様性を認識し、それを写真表現に役立てられるよう学んでいく写真撮影初心者向けの講座です。

異文化と聞くと、真っ先に思い浮かぶのは外国や外国人かもしれません。しかし、文化の定義は幅広く、国内外問わず社会の一定の集団が共有している物事、考え方、言語、習慣等々多くの事柄が文化に含まれます。

今回は第1回目として、アジアのイメージから写真の技術と表現のヒントをもらい、幅広く多様な異文化をどう表現し、伝えるのかを考える撮影会とワークショップを行います。

講師には、神奈川県在住のバングラデシュ人報道写真家、コンドカル アニスル ラハマン氏をお招きします。最初に写真表現の講義を受け、その後は池袋の街に出て、参加者各自で写真を撮り、会場に戻ってそれを印刷し、講師の講評を受け、参加者同士で意見交換も行います。

<こんな人にお勧めです>
・アジアの国々や多様な異文化に関心がある方
・イメージした写真を撮れるようになりたいと思う方
・冬休みの海外旅行前に基礎を学びたい初心者・初級者の方
・メディアリテラシーに関心のある方


【イベント詳細】
日時:11月15日(日)14時〜16時30分
場所:豊島区民センター第14会議室(東京都豊島区東池袋1-20-10 JR池袋駅東口より徒歩5分) 地図
定員:20名(要申し込み)
資料・教材費:1000円
●お申し込みは、次のフォームに記入してお送りください。  
募集終了

主催:ニュー・インターナショナリスト・ジャパン
共催:ドリック・ジャパン
協力:公益社団法人日本写真協会

【内容】
1.写真の技術と表現(カメラの初歩的な撮影技術と表現に関する講義)
2.撮影会(池袋の街に出てそれぞれ写真撮影)
3.講評会(会場に戻り、撮影した写真をプリントし、講師による講評と参加者同士でコメント)

【講師】
コンドカル アニスル ラハマン
バングラデシュ出身の報道写真家。日本とバングラデシュを行き来しながら、文化的交流を進める。日本の国際協力NGOでのボランテ ィア活動、公益社団法人日本写真協会への協力、バングラデシュと日本のメディアでの活動も行う。バングラデシュのフォトエージェンシーDrikの日本支部代表。横浜市教育委員会国際理解教師。

【当日必要な物】
デジタルカメラ、メモリーカード、バッテリー(カメラは、デジタルカメラであれば、コンパクト、ミラーレス、一眼レフいずれでも可。カメラ付携帯とスマートフォンは不可)、筆記用具。

Photo: Khondokar Anisur Rahman

【お問い合わせ】
ニュー・インターナショナリスト・ジャパン
〒182-0035  東京都調布市上石原1-36-6 西調布シティ303
kouen■ni-japan.com (■を@に変えて送信してください)

チラシ(PDF

イベント実施報告


心配していた天気も小春日和にめぐまれ、池袋の豊島区民センターで「異文化旅行写真術〜写真で伝えるアジアのイメージ」が開催されました。

まずは、ゲスト講師のバングラデシュ出身で神奈川県在住のコンドカル アニスル ラハマンさんのお話からスタート。アニスルさんは、二十数年前に写真を学ぶために来日し、現在はバングラデシュのフォトエージェンシーDrik(ドリック)日本支部代表を務める報道写真家で、日本とバングラデシュ間の文化交流事業や、横浜市で国際理解教育にもたずさわっています。


最初はドリックの紹介をしながら、写真から受けるイメージと文化の違い、写真で何を伝えるのかなど、表現に関する概念的なお話がありました。例えば文化と言った時、国や宗教の違いだけでなく、幅広くとらえれば個々人の背景や経験や思考による違いも文化としてとらることができ、物事の伝え方や見方に影響するだろうという考え方などです。

そして次に、バングラデシュの農村でアニスルさんが撮影した、笑顔をテーマにした子どもたちの写真を見ながら、村で子ども達の写真を撮りたいと考えた動機や当時の状況とともに、どうやって子どもたちの笑顔を引き出し撮影したのかなど、振り返りながら話していただきました。


その後は、参加者が実際に街に出て写真を撮る「街フォト」のセッションです。区民センター周辺を歩き、持参したデジタルカメラで写真撮影を行いました。この講座のテーマは異文化ですが、今回の街フォトのテーマは文化全般とし、外国や宗教など概念や境界がはっきりしたものに加え、日本も含めて独自、独特、あるいは特徴的と思える考え方や習慣や場面などを伝える写真を撮ることにしました。

区民センターを中心に、人通りの多い場所から池袋のイメージにはあまり出てこない路地裏が含まれる地区まで、参考ルートは一応主催者側で設定しましたが、基本的に行動は自由で、40分後に会議室に戻ってくることだけを決めて出発しました。とはいえ最初参加者は、ゲスト講師やスタッフについてなんとなくグループで固まって歩き、同じ場所でカメラを構えていました。しかしだんだんと何か見えてきたようで、特定の場所で長くとどまる人、先に行く人、参考ルート以外に向かう人など、参加者それぞれの方向に向かうようになりました。
普通の街の中にも、文化を感じさせるさまざまな被写体が。

通常、街を40分歩くと考えると長い感じもしますが、被写体を探し、被写体の前でいろいろと考えながら写真を撮るということを繰り返していると、時間はあっという間に過ぎていきます。普通に歩けば10分もかからない距離の場所を撮影しながらの移動でしたが、40分はすぐにたってしまい、時間は足りない感じでした。
路地を見つけて撮影を考える参加者&講師(バックはサンシャイン60)。

会議室に戻り、参加者各自が撮影した中からこれはという1枚を選び印刷し、ホワイトボードにそのタイトルとともに貼り出しました。そして最後は時間がなくなって駆け足でしたが、それぞれ参加者が自分の写真について説明し、それに対してアニスルさんがコメントをしました。
クリックすると拡大

参加者はそれぞれ街が見せた意外な一瞬や場所を切り取ったり、被写体の人物と池袋の街の雰囲気や特徴を結んでストーリーをつむいだり、視点を変えて雰囲気を表現したりして、この街で発見した文化を表現していました。

<参加者の作品>
「知らなかった場所」


  
 
 




イベントリストへ戻る