世界のユース・パワー

Youth Power

New Internationalist No.456
October 2012 p22-23

伝統や文化は揺らぎ、経済の秩序とシステムは破壊され、社会的規範が無視され、混迷する時代が訪れている。この世界において、希望も先行きも見えない中でもがく若者たち。しかし彼らは嘆きや不満や怒りをぶつけるだけでなく、自らの将来を自分たちの手で作り上げようと動き出している。次世代が動かす世界の運動と取り組みの一部を紹介する。


●カナダ
ケベックの学生たちがエリートに立ち向かっている。21歳のスポークスパーソン、ガブリエル・ガドーデュボワはエリートについて、「世の中をビジネスチャンスとしてしか見ない少数派」だ、と説明する。2月以来学生たちは、授業料値上げと市場主導の緊縮策に挑戦し、北米史上最大のストライキを首尾良くやってのけ、統制の厳しい法律に公然と反抗している。
http://www.stopthehike.ca

●メキシコ
Yo Soy 132は学生運動である。組織されたきっかけはこの5月、選挙期間中にラ・イベロ大学で抗議を受けたエンリケ・ペニャニエト(次期大統領)が、その抗議活動をおとしめたことにある。あるメンバーは言う。「我々は[ツイッターの]ハッシュタグから始まり運動となった」。この運動が目指しているのは、「真の民主主義」である。
http://yosoy132.mx

●南アフリカ
15歳から24歳の若者たちが南ロンドンで執筆、編集、デザイン、出版するLIVEマガジン。この雑誌がケープタウンに進出した。南アフリカ版では、アフリカ民族会議(ANC)の青年同盟リーダー、ジュリアス・マレマの話題からコサのごちそうまでさまざまな話題をカバーしている。
http://www.livityafrica.com

Live Mag SAを読む

●インド
2003年、大学で「Eve Teasing」(セクシュアルハラスメント)との闘いを宣言したジャスミーン・パシュジャが創設したのがBlank Noiseである。そのプロジェクトのひとつが、「私は絶対に求めていない(INEVER ASK FOR IT)」で、セクハラに遭った時に女性たちが着ていた服を展示するものだ。また、より議論を呼ぶのが、加害者の写真をウェブサイトにアップするプロジェクトである。
http://blog.blanknoise.org

●オーストラリア
オーストラリアユース気候連合(AYCC:The Australia Youth Climate Coalition) は大きな構想を描いている。彼らは「世代全体におよぶ運動」で、石炭中毒のオーストラリアを100%再生可能エネルギーにしようと取り組む。先月AYCCの活動家は、ポートオーガスタに初めての太陽熱プラントを建設するよう求めて300キロを歩いた。
http://aycc.org.au




 No.456 The Youth Issue


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